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2015年6月16日 (火)

1枚の絵から

図工の授業って、

絵を描いたり、粘土で造ったり、工作したり・・・

のイメージですが、

「鑑賞」も大事な内容ですね。

昨日、

その「鑑賞」の授業を、

県の文化振興課のマッキー先生に来ていただいて、

6年生が受けました。

Otibajyugyou 県立美術館にある日本画の屏風絵で、

菱田春草「落葉」が題材でした。

「季節はいつ?」「何時頃?」「どんな音が?」「場所はどこ?」

などの質問の後に、

菱田さんは36才で亡くなる前、

目が見えなくなっていく話を聞きました。

この絵は34才の時、

自分の命の限界を知った時に描かれています。

手前に描かれている杉と柏の若木。

子どもたちは、

「落ち葉が土になり、その養分が新しい若木を育てる。」

「自分の命が新しい命に代わっていく。」

「作者はもっと生きていたいと思ってる。」

ことに気づきます。

子どもたちの感性の豊かさ、

それを引き出すマッキー先生の進め方に

感心しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はというと、

県立美術館にあるという本物を、

ぜひ見てみたい気になりました。

鑑定団に出すといくらぐらいになるのかしら?

なんて考えませんとも、ええ。

じゃ、また。

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