« 2016年1月 | メイン | 2016年3月 »

2016年2月

2016年2月26日 (金)

道草

このブログは、

mitelogというブログサービスを使っています。

毎回、

さあ今日は何の話題にしようかなあと考えながら、

ページを開くのですが、

作成画面に入る前に、

このmitelogユーザーの最新更新の一覧が出ます。

結構、福井県内の学校が利用していて、

ついつい道草をしてしまいます。

ちょうど私が更新するタイミングが、

勤務時間外なので、

あちこちの学校を訪ね歩いてしまいます。

私、

道草が大好きなんです。ええ。

子どもの頃からです。

用事を言いつけられても、

途中で気になることがあると、

そっちに夢中になってしまう性分でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

P1070616先週のある日の下校の写真です。

みんなきちんと1列で歩いています。

かしこい子たちですとも。

瓜生小では遠いところだと3㎞以上あります。

自動車の往来も激しい道の歩道を歩きます。

交通事故も心配です。

激しい雨風、雪も心配です。

不審者も心配です。

もちろん見守りボランティアの方にも、

お世話になっています。

でも、

高学年は「自分がちゃんとしなければ。」

という気持ちで、

毎日の登下校をリードしてくれています。

4月、5月はまだまだその自覚が十分ではありませんでした。

しかし、

1年経つとホント、しっかりしてきたなあ、

と感心します。

道草なんてとんでもない!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、

やっぱり心配です。

自分が十分気をつけていても、

どうしようもない事件事故が多すぎます。

今後とも地域、家庭のご協力、

よろしくお願いします。

では、また。

2016年2月25日 (木)

ハンディキャップ体験

4年生が福祉の学習で、

ハンディキャップ体験をしました。

P1070637 ずっと以前ですが、

私のカミさんの知り合いで、

盲導犬と生活している視覚障がいの人がいます。

その人に学校に来て子どもたちに講演してもらったことがありました。

帰りの車の中で、

「あなたの学校はそんなことなかったのでよかったですが、

 いくつかの学校では、

 目が見えないのってとてもかわいそう。

 ぼくは目が見えるからよかった。 

 という感想が出てくるんですよね。ぼくはがっかりするんです。

 僕たち障がい者って、かわいそうな人なんですかねえ?」

と話してくれました。

彼は自分で料理し、掃除もし、洗濯もできます。

仕事だって誇りを持ってやっていますし、

趣味にもうちこんでいます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

目が見えない人が歩きやすい道は、

見える人にとっても歩きやすいのです。

高齢者に席を譲れる電車は、

誰にだって優しい電車だと思います。

障がいを持つ人が暮らしやすい社会は、

誰もが暮らしやすい社会だと思います。

そんな社会にするためには、

まずは正しく理解することが大事です。

ハンディキャップ体験は、

障がいを正しく理解するための一歩なのだと思います。

もちろん、

正しく理解した後どうするか、

も押さえなくてはいけません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日の学習発表会で、

4年生の子の、

自然な車いす介助を見ていて、

とても感心しました。

そして今日、

学習後の感想文を読ませてもらいました。

どの子もみんな、

「力になってあげたい。役立ちたい。」

と書いていました。

いい学習ができたみたいです。

その気持ち大事にしてほしいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、また。

   

 

2016年2月24日 (水)

ご講評を・・・え?

21日の学習発表会はいかがでしたか?

どの学年の発表も、

4月からの活動の様子を、

ナレーターが紹介して寸劇で演じました。

それぞれに工夫が凝らしてあって、

先生方のアイディアに脱帽です。

子どもたちも意欲的に取り組んで、

とてもはりきって発表していました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日のことです。

6年生の支援に教室へ行くと、

「6年生の発表について子どもたちにご講評をお願いします。」

と、担任の先生。

え?聞いてないよ~。

でも、

そこに子どもたちが待ってますがな。

その場で考えながら話したので概要を。

まず、全体進行が良かったこと。

他の学年発表の準備や後片付けで活躍していたこと。

修学旅行で戦争と平和について考えたことにしぼったこと。

(大阪城のずれている石垣、空襲体験者の話)

から、

「戦争はだめ、平和な世界に。でも、子どもの自分たちに何ができる?」

ここで、16才で庄屋になって小浜藩の一揆を指導した松木庄左衛門に話を展開する。

タイムスリップして当時の小浜藩の様子を再現。

そこで自分たちは12才、でも、できることはあると信じる6年生。

幕が下りた後、江戸時代の老人が「ええ子らやったのう。」とつぶやく。

この構成や台本を、

子どもたちが話し合って決めていったということが、

何より素晴らしいのです。

一人の気付き、一人の思いをみんなのものにできる集団。

黙っている子の気持ちさえもみんなのものにできる集団。

「おれは関係ない」「あの子たちが勝手にやってるだけ」でない集団。

そんな集団になっている6年生は、

下級生の立派なお手本になっている。

というようなことを話しました。

P1070635_2

 (廊下に掲示してある6年生の人権ポスターから)

ほんとはもっとぐだぐだと話したのですが、

うまく伝わったかどうか・・・。

とにかく、

卒業まであとわずか。

6年生には最後まで、

下級生の良い見本であり続けてほしい。

そんな思いです。

では、また。

2016年2月19日 (金)

重力波

P1070624

P1070625 いきなり写真2枚で、

しかも子どもでなくて大人で、

しかもタイトルと全く関係なくて、

びっくりされたでしょう。

今日の放課後のランチルームの様子です。

20日(12:00~16:00),21日(9:00~16:00)に、

瓜生地区手作り作品展が開催されます。

その準備の様子です。

21日は学習発表会の日でもあります。

よりたくさんのみなさんに観ていただけたら、

うれしいです。

もちろん本校の児童全員の作品も展示してあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、

先週のニュースで、

「重力波を観測」というのがありました。

解説記事を読んだのですが、

13か14億光年離れたところにある

2つのブラックホールから・・・・

13億光年???

ブラックホール???

エネルギーの波???

小学生にも分かるように説明してほしいですぅ。

  

例によって高学年の子をつかまえて聞いてみました。

「重力波って知ってる?」

6年男子:「ああ、なんかブラックホールがどうとか・・・」

ニュース見てたんですね。

6年女子:「何のことですか?」

さっぱりという感じです。

5年女子A:「さあ?」

となりにいたもう一人の5年女子の回答がおもしろかったので、

今日の記事はこれにしました。

5年女子B:「ジューリョクっていう木の葉っぱですか?」

真面目な顔で答えるんですもの。

「常緑樹の葉」・・・じょーりょくは。

当たってなくもない、

オヤジギャグにしても1級品です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

21日は学習発表会です。

では、また。

2016年2月18日 (木)

倍数約数、公倍数公約数、最小最大?????

1から100までの整数で、

4または6で割り切れる数はいくつですか。

6年生の算数の授業です。

何人かの子はぜんぶ書き出して数えていました。

そこで先生は、

詳しく子どもとやりとりしながら、

書き出さなくてもいい解き方を見つけ出していきます。

P1070623 倍数、公倍数の問題です。

算数と音楽と書写だけ成績の悪かった私は、

(だけを強調しておきます。だけです。ええ。

 3科目もあったんかい!とつっこまれそうですが・・・)

倍数やら公倍数やら、約数やら公約数やら、最大やら最小やら、

わけがわからなかったこと覚えています。

子どもたちは、

先生と一緒に解きながら、

全員、(私、点検しましたから一応)

100÷4=25

100÷6=16・・・4(あまりは無視してもいいですよネ)

100÷12=8・・・4(12というのは4と6の最小公倍数です。え?知ってる?

              すごい!!)

25+16-8=33個ですよネ!

できていましたともみんな。ええ。

   

そこで終わればいいのに私ときたら、

「4または6で、という言い方は、

 4でも6でも割り切れる数を入れてもいいのですか?」

と質問してしまいました。

まさに余計なチャチャです。

子どもたちは、

????????? (?を訳すと「何言うとんの。この人」)

先生はしばらく考えて、

「4だけ、6だけで、というなら、これ(12の倍数)は入れちゃだめですよね。」

と、きっぱり。

ああ、そうか~「だけ」が大事なんや~納得。

算数の嫌いな私は、

国語も嫌いです。はい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後まで読んでくださった方。

倍数や約数の思い出、

いいですか?悪いですか?

私は最悪です。え?さっき言うた?

なんべんでも言いますとも。ええ。

同感!って思ってくれる人、

いたらうれしいです。

では、また。

2016年2月17日 (水)

本番に向けて

21日(日)の学習発表会に向けて、

各学年の練習も熱が入ってきています。

1日に1時間しか体育館が使えません。

P1070622 

「早口、早口、もっとゆっくり!!!」

と担任の先生がだめ出しをします。早口で。

「声が小さいです。もっと大きな声で!!!」

と担任の先生がだめ出しをします。大声で。

子どもたちもセリフを覚えて、

自信がつくほどに、

うまくなっていきます。

1年生は、・・・

いかんいかん。

ここでネタばらししてしまったら、

またいつぞやみたいに、

「校長先生、せっかくお家の人たちにないしょにしてたのに~。」

としかられそうです。

ああ、あぶなかったあ。

  

本番、

楽しみにしていてください。

私は、

まだちょっと心配ですが、

きっと大丈夫。

自分に言い聞かせています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日、出席停止も欠席も、

0でした。

121名全員そろいました。ええ。

では、また。

2016年2月16日 (火)

久しぶりの雪景色

朝、目が覚めると、

あたり一面雪化粧。

慌てて飛び起きて外を見ると、

新聞配達の車が通った跡があります。

これぐらいの雪なら大丈夫。

学校に行けそう。安心しました。

P1070618 学校に着いてみると、

男先生方が玄関の除雪をしてくれていました。

ホント、頼りになります。

歩いて登校してきた2年生の女の子に、

「歩道の雪はどけてなかったでしょう?」

と聞くと、

「はいぃ。つかれてしまいましたぁ。」

と、にこにこして答えてくれました。

「でも、雪景色、きれいだったでしょう?

 ふかふかの雪も気持ちよかったでしょう。」

と言うと、

首をかしげていました。

きっと、

雪景色を楽しむような気持ちではなかったのかもしれません。

大人の鑑賞を子どもにおしつけてしまいました。

   

公民館と地域づくり協議会の方が、

午前中に、

除雪機で歩道の除雪をしてくださいました。

P1070621 子どもたちが下校する頃は、

歩きやすくなっていると思います。

この間の雪の時もそうでした。

ホント、ありがたいなあと、

心から思いましたとも。ええ。

たくさんの人々に支えられて、

学校は動いています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

出張や休みが続いて、

更新が久しぶりです。

インフルは1名に減りましたが、まだ油断できません。

では、また。

2016年2月10日 (水)

松木庄左衛門学習

6年生が、

松木庄左衛門さんの学習で、

松木神社とお墓のある正明寺へ行ってきました。

語り部さんのガイドが素晴らしかったらしく、

いい学習ができたようです。

P1070615 松木庄左衛門さんは、

若狭の人なら、

絶対に知っていてほしい人物です。

私も6年担任の時は歴史学習で

必ずとりあげた人物です。

江戸時代のはじめ頃、

小浜藩は新しい城を築きました。

たくさんの領民がかり出され、

たくさんの税が必要でした。

領民が納める大豆も1俵あたり4斗が4斗5升に増税されました。

12.5%の増税です。(今ちょっと計算してみました)

若狭に250ほどあった村々の庄屋たちが集まって、

もとの4斗に下げてくれと訴えます。

父親が亡くなって庄屋を受け継いだ庄左衛門は若干16才でした。

それでも20名ほどの庄屋代表に選ばれます。

9年間訴え続けましたが聞き入れられませんでした。

「お上にたてつくふとどきな者」としてとらえられ、

投獄されます。

次々と訴えを取り下げ釈放される先輩庄屋の中で、

庄左衛門一人があきらめませんでした。

とうとう願いは聞き入れられ、

もとの4斗に下げられました。

しかし、

殿様(江戸幕府の重役大老)側にしてみると、

農民の訴えで政策を変えたとあっては示しがつきません。

庄左衛門は磔にされ処刑されてしまいます。

28才の若さでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

杉田玄白や橋本左内、由利公正もいいですが、

もっと、

この松木庄左衛門さんも大々的に、

後世に語り継ぐべき偉人だと思います。

世のため人のため、

自分が信じた正義をつらぬくために、

命をかけて闘ってくれた庄左衛門さんを、

私は誇りに思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は新たな感染連絡はありませんでした。

どうか・・・祈るばかりです。

では、また。   

2016年2月 9日 (火)

学校の方がいい!!!

P1070562 昨日から2年生が復帰して、

今日はあと3名になりました。

朝、

2年生の男の子が二人、

体育館で遊んでいました。

一人はインフルに罹った子で、

もう一人は元気だった子です。

学年閉鎖は、

元気な子も学校に来られません。

罹っていない子に、

「休みの間はどうでしたか?」

と聞くと、

「たいくつでしたー。読書ばっかりしてました。」

という返事。

かしこい子です。

罹っていた子は、

「勉強ばっかりしてました。」

この子もかしこい子です。

そりゃそうです。

熱で苦しんでいる時は勉強どころではありません。

熱が下がればたまった宿題をしなくてはいけません。

「学校、ある方がいいでしょ?」

というと、

「だんぜん、こっちの方がいい!!」

と、

二人ともゴールめがけてボールをドリブルしていきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日になって4年生がまた二人、

連絡が入りました。

4年生は予定を1日延ばして、

明日も閉鎖の連絡をしました。

つらいです。

頼むからもう増えないで・・・

祈るのみです。

では、また。

2016年2月 8日 (月)

4年生も・・・

土日の間に保護者から連絡が入って、

4年生のインフルエンザ罹患者が7名に増えました。

日曜日でしたが、

緊急連絡メールで4年生の学年閉鎖を連絡しました。

今日は、

2年生が復帰してくれましたが、

3年生・4年生がいない学校は、

さみしいものです。

マスク着用、こまめなうがい手洗い、換気、

縦割り活動や密集しての集団活動は極力避ける、

などの対策はしています。

しかし、

急激な流行がインフルエンザの特徴であり、

怖ろしさです。

今元気な人も、

油断なく予防に心がけてほしいなと思います。

「校長先生も、わしは罹ったことがないって言ってても、

 わかりませんよ~。」

と養護の先生は言いますが、

そりゃそうです。

世の中には、

今病気の人か、

これから病気になる人かの、

2種類しかいませんからその通りです。

病気にならない人は不死の人です。

よく、

「健康な人の大病患い」

という言葉を聞きます。

今、熱と闘っている子はしっかり養生しているはずですが、

「オレはなんともない」と思ってる人も、

しっかり養生しないといけません。

休んでいる子たち、

がんばれ。

元気な子たちも、

がんばれ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

もう、「・・・祈るしかない。では、また。」

が普通になってしまいました。

でも、

これ以上苦しむ子が増えないように

祈るしかありません。

では、また。