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2015年6月

2015年6月30日 (火)

体育館の妖怪

がっかりです。

昨日、

「この話、聞きたいですか?」

と、もったいぶったのですが、

(これは、教師がよく使う手法です。

 「知りたいですか?どうしようかなあ~~。」

 「先生、早く教えてくださいよ~。」

 「みんな、本当に知りたい?本当に?じゃあ、教えようかなあ。」

 と、まあこんな具合です。)

何の話かって?

体育館の妖怪の話でんがな。

Taiikukannp1060781

よく晴れた日の朝に、

誰もいない体育館の屋根で、

妖怪が遊んでいる音がする。

という、

学校の怪談話を作ろうと思ったら、

子どもたちはすでに知っているのです。

その音の正体を。

今日の朝、5年生の男の子に聞いたら、

「温かくなると屋根の鉄板が伸びて鳴るんですよ。」

だって。

で、はじめの「がっかり」なんです。ええ。

帰りに、

6年生の男の子にも確かめたら、

「知ってますよ。でも、妖怪が遊んでいるなんて楽しいですね。」

「大丈夫。1年生は知らないんじゃないですか?」

と、

なぐさめられました。

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やさしい子たちです。

では、また。

2015年6月29日 (月)

コワーイ話

学校の怪談とか、

七不思議とか、

学校を舞台にしたコワーイ話の本は、

どこの図書室にもあると思います。

(ほんまかいな。見てこようっと。)

ありました、ありました。

うちの学校にもありましたとも。ええ。

すぐに見つかりました。

Kaidann2 人気があるのか、

このシリーズは5巻ありますが、

1巻と2巻はだれかが借りていてありませんでした。

子どもたちは、

コワーイ話が好きなんですね。

前にいた学校では、

「理科室のガイコツが笑う。」、

その前の学校では、

「赤ぼんさん」という伝説がありました。

うちの学校にも、

実はあるんです。

不思議な物音が、

誰もいない体育館で聞こえるのです。

天井を飛び回る妖怪がいるらしい音がするんです。

私は実際に、この耳で聞いたのですから。

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この話、聞きたいですか?

どうしようかなあ。

では、また。

2015年6月26日 (金)

黄色いカッパ

今日は、

梅雨というより、

台風の接近というような天気でした。

カッパを着て外に出てみると、

時折ふく向かい風は、

立っていてもふらつき、

ふんばらないととばされそうです。

(これは1・2・3年生だけでの下校は心配だな。)

先生方とも相談して、4・5・6年の6限目をカットして、

全学年一斉下校の判断をしました。

見守り隊で一緒に歩いてくださった保護者のみなさん、

車で迎えに来てくださった保護者のみなさん、

ありがとうございました。

で、

本校の子どもたちは天候の悪い日は、

6年生まで雨カッパを着てくるのですが、

多くの子が、

P1060780 こんな工夫をしているんです。

これは便利ですね。

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カッパは悪天候の日は、

有効な雨具です。

でも、

フードをかぶると、

視界も周りの音も制限されます。

運転者のみなさん、

黄色いカッパ姿が歩いているのを見かけたら、

その健気(けなげ)さに敬意を表して、

安全運転をお願いします。

では、また来週。

2015年6月25日 (木)

警告

今日、

本校は、

ノーテレビノーゲームデー

です。

厳密には、

インターネットもノーですから、

このブログを見ている人は、

イエローカードですね。ええ。

(今日のブログは5分で書けました。楽ちんです。)

では、また。

2015年6月24日 (水)

プールありますか?

Puru プール学習が始まっています。

子どもたちは、

楽しみにしているようです。

朝、

プールでの学習を楽しみにしているのか、

体育主任の先生に、

次々に問いかける子どもたちの姿があります。

「先生、今日はプールありますか?」

これは、プールの状態、水温、気温などの条件が適していますか?

という意味の質問です。

聞かれた体育主任の先生、

「プールは年中そこにありますよ。」

だって。

ん~~~~ん、いけずぅ、でしょ。

では、また。

2015年6月23日 (火)

シャッターの絵

ランチルームのことですが、

元校長先生にたずねてみましたが、

詳しい事情はよくわかりませんでした。

ところが、

その代わりの、

新しい事実がわかりました。

Matumiya 玄関をはいったところの、

わくわく広場のシャッターを下ろしたら、

全面に見事な絵。

1994年のサインがありますから、

今から20年ほど前に描かれました。

作者は、

私が新採用の頃、この学校の校長先生で、

船と猫と花の絵が有名な人です。

若狭では知らない人はいないでしょうな。

若狭どころか、

先日「落ち葉」の授業をしてくださった、

県立美術館のマッキー先生も、

校長室に飾ってある

「花」の絵やランチルームの「冬の浜」、職員玄関の「丘」を見て、

すごい、すごいと感激していましたから、

県内、いや全国的に有名な人かもしれません。

もっと早くにこのシャッターの絵のことを知っていたら、

教えてあげたのに。

きっと、

「もったいない!!!」

とおっしゃるだろうな。

何しろ、

今のこの学校の先生方は、

だれ一人この絵の存在を知らなかったのですから。

もう何年も巻き上げられたままになっていたのです。

これからは時々、

おろしてみんなに見てもらおうかしら。

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ところが、

子どもたちが帰った後、

もとに巻き上げようとしたら、

これが古いシャッターなもので、

巻き上げるのに一苦労。

う~~む。

どうしたものか・・・・・。

では、また。

2015年6月22日 (月)

土曜授業

20日の土曜日は、

土曜授業の日で、2・3限目が学校公開でした。

1~4年生は2限目は算数の授業でした。

3限目は1・2年が交通安全紙芝居を、

本校の元校長先生がゲストティーチャーで見せてくださいました。

3年生は白川文字学による国語の漢字の授業。

4年生は図工を保護者にも手伝ってもらいながら、

コロコロガーレを作りました。

5・6年生は、

瓜生地区地域づくり協議会のみなさんのお世話で、

老人クラブのみなさんと

ふれあい交流会を体験しました。

Doyoujyugyou まずは、全員で玉入れを楽しんだ後、

5つのコーナーに分かれて一緒に活動しました。

将棋や五目並べ、はさみ将棋の班、

折り紙、七夕飾りづくりの班、

おやつ(くずまんじゅう)づくりの班、

グランドゴルフ班、

輪投げ班の5つです。

輪投げといってもスポーツ輪投げで、

かなり奥の深いものです。

私は開会式で、

「テレビもゲームもない時代に、

 子ども時代を過ごした老人クラブの方々の、

 遊びに向かう心構えを学んでください。」

という話をさせてもらいました。

頭を使い、手先を使い、身体全体を使い、

ともに遊ぶ仲間を大事に思いながら

楽しい時間を過ごす姿から何かを学んで欲しかったのです。

で、どうだったかというと、

子どもたちは活動に夢中になって、

心構えを学ぶどころではなかったようです。

少なくとも、

コンピューターゲームにはない楽しさを味わうことはできたようです。

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保護者のみなさん、

地域づくり協議会のみなさん、

老人クラブのみなさん、

ありがとうございました。

では、また。

2015年6月19日 (金)

ランチルーム

Kyuusyokup1060755 おたふく風邪の流行でできていなかった、

縦割りグループによるランチルーム給食が、

先々週から始まっています。

今週は「青組」が当番です。

1~6年生6人ぐらいが一つのグループを担当します。

テーブルの席には低学年(赤)・中学年(黄)・高学年(白)で、

色分けされた名札が貼ってあります。

高学年が学年で量を加減してよそったご飯やおかずは、

「これとこれは赤ね。」とか「こっちは白にね。」

などといって低・中学年の子に指示します。

15分ほどでどのグループも配膳し終わります。

担当の先生もつきますが、

ほとんど子どもたちだけで上手にできます。

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このシステムもですが、

ランチルームという、

予算のかかるスペースを新築時に取り入れた、

先人たちのアイディア、

給食の時間を集団性、社会性を育てる、

有効で大切な時間であると考えた、

先輩たちの学校教育に対する熱意、

「食育」の効果を予見した先見性に感服します。

いったい、

どこの学校のだれが考えて、

このお金のかかる、

ぜいたくなランチルームという空間を提唱したのかしら。

教頭先生に聞いてみよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「私も分かりません。校長先生、沿革史とかで調べたらどうですか?」

ん~~~~~ん、めんど・・・・・・・

そうだ!

明日の「土曜授業」で来てくださる

元校長先生に聞いてみよう!!

そう、そう、そっちの方がいい。

では、また。

ほとんど子どもたちだけで上手にできます。

2015年6月18日 (木)

手先の器用さ

4年生が、

算数で平行線を書く学習をしていました。

三角定規2つを使ってひきます。

まず、(右利きの子の場合)

右手で一方の直線に定規を合わせます。A

もちろん鉛筆を持ったままです。

今度は合わせた定規の直角の部分に、

もう一つの定規を左手で沿わせます。B

右手の定規を左手の定規に沿わせてすべらします。C

目的の地点に右手のすべらせた定規がきたら、

その定規を左手でおさえなおします。D

あとは鉛筆で線を引くだけ。E

問題はA~Eの段階で定規を動かさないことです。

これが難しい。

いっぺんやってみてください。

はい、いいですか?

合わせてA

沿わせてB

すべらせてC

もちかえてD

線を引くE

ね、むずかしいでしょ?

Heikousenn 子どもたちは大苦戦。(写真はプリントで練習した後、教科書にやっています)

どこかでずれてしまうんですね。

この作業を見ていて、

手先の器用さって大事だなあと思います。

手先の器用さってどうやって鍛えられるのかしら。

どちらかというと、

女の子の方が上手かなあという感じでしたが、

しっかりした確証はありません。

でも、女の子って小さい時から、

お母さんやおばあちゃんと一緒に、

手芸をしたり、お人形に服を着せたり、

塗り絵をしたり、家事をしたりする機会が

多いというイメージなのですが、

どうでしょうか。

とすると、きっと、

男の子だって、

小さい時から自分の手先を使う作業を

たくさん経験している子も手先が器用なのじゃないかな~~。

なんて思ったりします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「先生!ぼくは毎日手先を使っています!!!」

え?

「モンスターを倒すためのぼくの連射テクニック、すごいですよ!」

う~~~ん。

なんかちがうような気がするんですけど。

では、また。

2015年6月17日 (水)

テレビもゲームもスマホもないところ

4nennzenninn 昨日、4年生がお昼休みに全員遊びをしていました。

私の子ども時代にもやっていた「助けおにご」

でしょうか。

でも、

よお~~~く考えると、

助けおにごは村の中でやる遊びだったような気がします。

場所はお宮さんの境内でした。

それこそ学年をこえてやっていましたから、

今で言う「縦割り遊び」です。

子どもが多かった時代の、

テレビ(あってもNHKしか映らない)もゲームもスマホもない時代です。

何にもないから工夫して遊びます。

小さい子も大事な遊び相手ですから機嫌をそこなわないように扱います。

ずるをすると遊びは成立しませんから、

大きい子がきちんとコントロールします。

だれに指示されたわけでもなく、

だれかが教えてくれたわけではなく、

自然とそうしていたのです。

心から楽しく遊ぶためには、

大事なことだったのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

学校にもテレビやゲームやスマホはありません。

あるのは「人数」だけです。

昔と同じです。

あとは時間をうまく見つけることです。

教師が指示しなくても、

仲良く楽しく遊べるようになれば、

いいなあと思います。

勉強?学力?

そっちも大事ですとも、もちろん、ええ。

では、また。