« 話を聞ける子に | メイン | 1枚の絵から »

2015年6月15日 (月)

被ばくアオギリ二世

Hibakugiri 校地の隅っこに、

雑草の中に桐の木があります。

いったんは直径7~8㎝の太さにまで育っていたらしいのですが、

縦に割れて折れてしまっています。

なんでこんなところに?

と思っていたのですが、

もう10年以上も前にこの学校に勤務していた先生が、

教えてくれました。

広島から苗木を分けてもらって植えた、

「被ばくアオギリ」の子孫だそうです。

当時の先生が、

広島の原爆を授業であつかった時に取り寄せたものだそうです。

授業では、

「その人たちの思いに迫る」

ことがよくあります。

原爆の熱戦の中でも生き残ったアオギリ。

そのアオギリに託した広島の人々の願い。

子どもたちにとって、

遠い昔の、

遠いところで起きた出来事、

その当時の人々の思いに、

近づくために、

先生はこのアオギリを、

子どもたちと一緒に植えたのでしょう。

途中で折れても、

若い枝を二本、三本と出してきています。

たくましいものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、また。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/546502/33438519

被ばくアオギリ二世を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿