被ばくアオギリ二世
雑草の中に桐の木があります。
いったんは直径7~8㎝の太さにまで育っていたらしいのですが、
縦に割れて折れてしまっています。
なんでこんなところに?
と思っていたのですが、
もう10年以上も前にこの学校に勤務していた先生が、
教えてくれました。
広島から苗木を分けてもらって植えた、
「被ばくアオギリ」の子孫だそうです。
当時の先生が、
広島の原爆を授業であつかった時に取り寄せたものだそうです。
授業では、
「その人たちの思いに迫る」
ことがよくあります。
原爆の熱戦の中でも生き残ったアオギリ。
そのアオギリに託した広島の人々の願い。
子どもたちにとって、
遠い昔の、
遠いところで起きた出来事、
その当時の人々の思いに、
近づくために、
先生はこのアオギリを、
子どもたちと一緒に植えたのでしょう。
途中で折れても、
若い枝を二本、三本と出してきています。
たくましいものです。
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では、また。
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