コア・ティーチャー養成事業研究発表会
昨日は、
26・27年度と続けてきた
算数の授業の研究発表会でした。
嶺南各地から約40名の先生方が参加してくださいました。
県の教育委員会の「コア・ティーチャー養成事業」
の指定を受けたものです。
私が、前の前の学校にいた時に始まった事業です。
ある日、町の教育長さんの、
「今から学校へ行くので、時間を空けておいてくれ。」
との電話を受けた時、
イヤーな予感がしました。
そして、校長室で、
「わしがこうして学校に来て頼むことは、
もう、断れんと思って聞いてくれ。」
と頼まれて断れなかったのが、
この「コア・ティーチャー養成事業」でした。
1年目は県から指導主事が来て、
2年目はその指導を受けて、
学校だけで全ての担任が研究授業をします。
授業をする学年の先生と研究主任が、
コア・テーチャーとなって、
この授業研究を繰り返すことで、
教師の授業力を高めようとする事業です。
ま、
予算をあまりかけずに授業研究の数をこなすには、
手っ取り早い方法です。
で、
先の話、
教育長さんが帰られた後、
職員室の先生方に打ち明けた時の先生方の反応は、
「えええ~~~???!!!」
でした。
ただでさえ忙しいのに、
年に2回は指導主事訪問で授業研究してるのに、
指導案を書いて、全員で検討して、授業を公開して、事後研修をする。
全ての担任がこれを繰り返さなくてはならないので、
先生方の、
「また、うちの校長、いらんもの受けてしまったなあ。」
は当然です。
実は、
前の学校でもこの事業指定を受けました。
私、
3つの学校で校長やってますが、
すべて「コア・ティーチャー養成事業」に、
関わる羽目になってなってしまいました。
でも、どの学校の先生方も、
指導案の検討をしている時は、
実にいきいきして楽しそうでした。
面倒なんだけど、
子どもと授業の話って、
教師本来の喜びでもあるのです。
子どもや授業に結びつかない、
現場には関係ない仕事は負担感大きいです。
それがまた多・・・・・やめとこ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、発表会は、
子どもの数より多い参観の先生方に囲まれても、
子どもたちは、
自分で考えたやり方を、
どんどん発表して、
参観の先生方にも、
たくさんほめていただきました。
そして、
ある先生の感想用紙には、
授業や子どもたちの活動ぶりの感想のあとに、
「分科会の生け花、すてきでしたよ。」
の一言が付け加えられていました。
この研究発表会は、
調理員さんや校務員さん、事務職さんも含めた
まさに全職員の心がひとつになった発表会なのです。
駆けつけてくださった、
多くの先生方、
本当にありがとうございました。
教育長さんにも授業を見ていただきました。
帰り際の、
「2つの学年とも、なあーしたていねいな教え方よのう。」
の言葉が妙にうれしい一言でした。
では、また。
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