初・茶道
今日は4~6年生の、
前期最終のクラブ活動の日。
和室が多目的ホールに改修された本校では、
茶道クラブはグランドを隔てた瓜生公民館の
和室をお借りしています。
まだ一度も様子を見ていなかったので、
のぞきに行きました。
きちんと正座している子どもたちと、
和服姿もりりしい茶道の先生の姿でした。
様子見と先生へのお礼の挨拶のつもりできたのに、
どうぞどうぞと、
飛び入りのお客さんになってしまいました。
実は私、
この年になって初めてのお茶の体験です。
いやいや急須のお茶なら飲んでますって。
抹茶も初めて、
本格的な一連の作法も初めてです。
男の子のとなりの座布団に、
ちんと座わらされ、
「この後どうすればいいんですか。」
「この紙は何ですか。」
「お菓子はどうやって食べますか。」
私の質問に、
一緒にもてなされる組の男の子たちが
ひとつひとつ教えてくれます。
私は先輩の子どもたちの動き一つ一つを
まねしていればいいのです。
お菓子の食べ方、
お茶の飲み方、
いや、
いただき方のどの動きも、
お行儀というより、
相手への感謝と敬意の表れなのです。
「このほうきの小さいのは何ていいますか。」
「お茶は何杯くらい入れますか。」
「私のは泡が立たないのですが。」
一つ一つ先輩に教えてもらいました。
それでも見かねて先生がそばに来てくださって、
「最後は乙の字を書くようにして、真ん中で茶筅を上げてください。」
するとどうでしょう。
茶碗の真ん中に泡が盛り上がって、
なるほどなあ。
感心するばかりです。
私の分を飲んでくれた、
いや、
くださった女の子が、
「今までのクラブで一番おいしかったです。」
結構なお点前でと言われるのかと思ったら、
この言葉ですよ。ええ。
舞い上がりましたとも。
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先生は終始笑顔で優しく、
途中で調子に乗って行儀悪くなる子もいましたが、
決して叱りません。
きっと教えている子どもたちに対しても、
敬意と感謝の心で接してくださっているのでしょう。
見習わなくてはなりません。
途中で足のしびれてきた私に、
「しびれた時の座り方はですね・・・。」
と教えてくれたのも、
となりの先輩でした。
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明日は土曜授業の日。
学校公開日です。
よろしくお願いします。
では、また。
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