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2015年4月

2015年4月30日 (木)

穴があったら

Photo 見事な発表2年生!!

Photo_2 立派な発表4年生!!

29日は、地域の敬老会が体育館でありました。

地域作り協議会のみなさん、

公民館の館長さん、主事さん、

各種団体のみなさん、

本当にご苦労さまでした。

でも、

私は、

またやらかしてしまいました。

「始めの言葉」を言う担当でしたが、

ホントに始めの言葉だけで、

自分の紹介やら、

2・4年生の発表の感想やら、

何十年にもわたる努力への敬意やら、

日頃の学校へのお礼やら、

これからもよろしくやら、

ますますお元気で・・・・

やら、

すっかり言わなくて、

教頭先生が、

終わりの言葉でフォローしてくれて、

よかったものの・・・・・・

2年生や、4年生ががんばってくれて

よかったものの、

前担任や現担任ががんばってくれて

よかったものの、

保護者のみなさんが応援してくれて

よかったものの、

私ときたら、

注がれるお酒を、

次から次へと、

うれしそうに飲むことだけだったなんて、

今考えると、

穴があったら入りたい気分です。ええ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日は福井へ出張なので、

では、また来週。

2015年4月28日 (火)

テキトーでいいやんか?

Photo (見守り隊と芝桜に見守られて1・2年下校)

中学生の頃、

技術の時間に、

「製図」がありました。

チリトリをブリキで作るための展開図です。

T定規、デバイダ、ケント紙など、

道具一つ見ても、

いかにも中学生らしくなったとを実感したものです。

ところが、

何度書いても先生は合格させてくれません。

つなぎ目の長さが1㎜ちがうだけでも、

角度が線1本分ずれても、

不合格です。

当然といえば当然なのですが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

6年生が点対称の作図で苦労しています。

理屈はわかっても、

定規やコンパスに慣れていません。

線を引き始めても、

途中で定規が動いてしまいます。

コンパスの針を固定しても、

傾けながらくるりと円が描けません。

補助線を書いても、

薄く細く書けないのでごっちゃになってしまいます。

手先が不器用なのは、

実用技術を伴う生活経験が少ない現代っ子ですから、

しかたありません。

でも、

ていねいに、

辛抱強く、

きちんと仕上げようという気持ちは、

大事にして欲しいと思います。

勉強で身につけてほしいのは、

そんな「学びへの姿勢」なのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

休み時間になっても、

友だちに早くしてよと言われても、

自分がうまくできなくてくやしい思いをしながら、

テキトーでいいやんかという、

もうひとつの自分と戦いながら、

がんばった子がいました。

もちろん、

「よう我慢しましたね。えらかったですね。」

後でほめましたとも、ええ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

一発でできる子もすごいですが、

何回もあきらめずにキチンとしようとする子も、

すごいのです。はい。

では、また。

2015年4月25日 (土)

はあ?

Photo (廊下で授業参観・・・ありがとうございます)

昨日、「また来週。」

なんて、

今日の大事な日のこと、

忘れてました。

だめなんです実は。

・・・・・

いつも、

やらかしてしまった後に、

後悔するというか、

自己嫌悪になるというか、

いつになったら懲りるのかというか、

ほんとうに申し訳ない思いです。

何のことかって?

決まってますがな。

今日のPTA総会の後の、

私の話ですがな。

「家で、お子さんは今度のコーチョーセンセ、おもろいで

って言ってますか。」

はあ?ですよね。

「子どもがおもろいでって言ってくれたらしめしめです。」

はああああ~?でしょ。

あんたは何なん。

吉本じゃないでしょ、って話じゃないですか。

笑顔が大事ということと、

おもろいことやって笑いをとるのは、

根本的にちがいますから。

・・・・・・・・・

やらかしてしまったことは、

もうしかたありません。

明日があります。

って、

どこまで鈍感なんだか、

まったくもう・・・。

とにかく今日は、

申し訳ありませんでした。

これに懲りずに、

どうかおつきあいの程、

よろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、また来週。

2015年4月24日 (金)

当番活動

Photo (給食当番、ごくろうさん)

2年生は毎朝、

にわとり小屋のおせわをしています。

ながぐつにはきかえて、

ほうきで糞の掃除をして、

えさをやって、水をやって・・・

今まで、だれも欠かしていません。

最近は担任の先生がいなくても、

自分たちだけでやっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

学校って、

こういう活動も大切です。

いや、

ひょっとすると、

こういう当番活動がきちっとできる力の方が、

大切かもしれません。

小さい頃から、

自分の責任を果たすことが、

だれかの役に立つ、

みんなのためになる、

それが気持ちいい。

こんな体験、大事だと思いますな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

その昔、

水やり当番の責任を果たさなくてはならないと、

雨の日に、

傘をさしながら、

じょうろで花壇に水をやっていた少年は、

五十数年後、

小学校で、

コーチョーセンセをしています、

とさ。

・・・・・

では、また来週。

2015年4月23日 (木)

いい遊び

Photo (学校の裏にシロバナタンポポが咲いています)

気持ちのよい朝でした。

登校してから朝の会までのすき間時間、

ほんのわずかな時間ですが、

外や体育館で遊ぶ子がたくさんいます。

朝から元気。

何よりです。

一人の女の子が、

一輪車に乗っていました。

「その場乗り、ってできますか?」

とたずねると、

首をかしげています。

学校によって技の呼び方がちがうようです。

「なんにもつかまらずに乗れますか?」

と聞き直したら、

コックリとうなずいて、

サドルにまたがり、右足をペダルにおいて、

ヒョイ、クルクルクル。

「やあ、お見事お見事。」

これが出来る子は上級者です。

「一輪車の技で一番難しい技って知ってますか?」

と聞くと、

「バック?」

と言うので、

「それも難しいけど、アイドリングといって、

 その場に乗ったまま止まる技が難しいんですよ。」

その子はすかさず挑戦しましたが、

すぐに失敗しました。

・・・・・・・・・・・・・・

自転車に乗れなくても一輪車には乗れる子がいます。

二十年ほど前から学校に取り入れられました。

外で身体を動かす遊びが少なくなった現代っ子には、

とってもいい遊びです。

逆上がりが出来なくても、

跳び箱が跳べなくても、

走るのが遅くても、

辛抱強く練習すればどの子も乗れるようになります。

とってもいい遊びです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

が、

先の女の子は、

「乗れるのは、女の子の方が多いんです。」

と言います。

一輪車は、

とってもいい遊びでなんですがねえ。

アイドリングを2,3回ほど挑戦して、

女の子は一輪車を片付けて、

朝の会に向かいました。

いい遊び・・・・何回、言うんじゃい。

では、また。

2015年4月22日 (水)

負けました

Photo 今日は、

全校集会がある日でした。

子どもたち全員に話ができる日です。

なのに、

舞い上がってしまい、

うまく話せませんでした。

命を大事にするためには、

危険を予知できることが大切。

ということを伝えたかったのですが、

予知、予測、予想・・・

1年生にはわかりません。

そこで、先日車で猫を轢きそうになってしまったことを例えに、

「猫はこうしたら危ないと考える力がない。」

などと、

子どもに失礼な、

それより、

猫が飛び出すことを予想していなかった自分の、

軽率さを棚に上げておりました。

この場をおかりして、

子どもたちにも、

猫のみんなにも、

おわびします。

すみませんでした。

それに比べて、

その後の、

児童会の各委員会の発表は、

立派でした。

役員のみんなは、

原稿も見ずに、

目線をあげて、

はっきりした大きな声で、

堂々と、

実に見事な発表でした。

聞いている下級生も、

きちんと体育座りで、

話している子の方に顔を向けて、

しっかり聞いています。

完全に、

私の負けです。

そして、

こんな私をしっかりフォローしてくれて、

値打ちのある全校集会にしてくれた子どもたちみんなに、

感謝しなくてはいけませんです。はい。

みんな、

ありがとう。

・・・・・・・・

では、また。

2015年4月21日 (火)

わくわく広場

Photo 職員玄関を入ったすぐ、

昔の購買があった跡に、

わくわく広場というフリースペースがあります。

テーブルと長いすが置いてあり、

ちょっとくつろげるいい場所です。

下校前のすき間時間にここに座っていると、

学年をこえて子どもたちが、

おしゃべりにきてくれます。

Aクン「なあなあ、コーチョーセンセって、スマホもってる?」

Bさん「コーチョーセンセはガラケーでしょ。」

私「私は、これです。」

ガラケーなるものを見せると、

Bさん「ほーら、やっぱりガラケーや。年寄りはだいたいそうやで。」

って、おいおい。

Cクン「コーチョーセンセ、たばこすいますか?」

私「はいすいますよ。だめな大人ですね。」

Cクン「いいえ。おじいちゃんもすってるで。」

いい子です。

Dさん「お酒は飲みますか。」

私「もちろん。私はまじめですから。」

Dさん「・・・?・・・」

私「私はまじめですから、毎日かかしたことありませんよ。」

みんな「キャハハハハ、それって、酒飲みってことやん!」

下校の放送が入って、

みんな、一斉に玄関に向かいます。

こんな校長ですが、何か。

・・・・・・

では、また。

2015年4月20日 (月)

ジャンケンで負けない方法

Photo_2 (桜の花が散ると、どうだんつつじがきれいに咲きました)

給食はランチルームでいただきます。

全校児童と教員130名以上が、

一堂に会しても、

ルールがかなり浸透していて、

私は、

落ち着いて食べることが出来ます。

(メニューはHPの別のブログに毎日アップしています)

今日は、

3年生の席におじゃましました。

いろいろ楽しいおしゃべりもしながら、

食べ終わると、

前の席の男の子が、

「ジャンケンしよう!!」

と言うので、

「私は、今まで負けたことがないほど強いですよ。」

と言うと、

怪訝そうな顔をして、

「じゃ、やろう。」

無謀な戦いを挑んできます。

「はいはい、一回きりの勝負ですよ。」

じゃーんけーんホイ。

彼はグー。

私はチョキ。

彼の勝ち誇った得意顔。

すかさず私、

「2対0で私の勝ちですねええ。」

ふふふ、言ってやりましたとも、ええ。

まん丸の目をして驚く顔の、

かわいらしいことったら。

・・・・・・・

では、また。

2015年4月17日 (金)

うれし~~~

Photo本日(17日)チェロとコントラバスのデュオコンサートがありました。

パレア若狭さんのお世話で実現した演奏会です。

スピーカーを通した音ではなくて、

本物の楽器の生の音が聞けて、

私は幸せでした。

プロの奏者の見事な演奏が聞けて、

ほんとに幸せでした。

って、あんたのために来てくれたんちゃうがな!!!

お二人は、大阪フィル所属なので、

演奏はもちろん、

語りも楽しくて(大阪のノリですから)、

私が一番心配していた、

奏者の目の前の、

子どものあくび。

なんせ、最前列は1年生ですから、

容赦ありません。

退屈だと、思いっ切りやりますから。

あくび。

私なんかしょっちゅうされますから。

これがまったくありませんでした。

ないどころか、

「バスとチェロの対決コーナー」で、

バス奏者が、

「たいけ~~つ!」と弓を振り上げた時、

「ちがうちがう。その対決とちがう。」と、

最前列の1年生が、絶妙なツッコミを入れて、

後で、お二人は感心されていました。ほんとに。

子どもたちの感想も素直で、

「いいお子さんたちですね。」

といわれましたとも。ええ。

うれし~~~~~。

それから、

まだあるんかい!!(そりゃ、あくびもされますわな)

校長室の前の廊下で、

私が映画のジョーズの話をしたら、

「あ、できますよ。」

と、弾いてくれたんです。

あの、

どぅ~~ら、どぅ~ら、どぅら、どぅら、どぅら、どぅら・・・

というやつ。

私だけのために。

夕方、この話を職員室でしたら、

先生方から、

「ずるい~~~~~!!!」

の大ブーイング。

へへへ、役得、役得。

今日は、

子どもたちがほめられたし、

いい演奏が聞けたし、

私だけジョーズが聞けたし、

もう1回、

うれし~~~~。

では、また。

2015年4月16日 (木)

ぎゃあああ、って言いましたか

Photo (水面に浮かべば「花筏」なのですが・・・)

3年生は朝の会で、

当番がスピーチをします。

昨日(15日)たまたま通りかかると、

みんなの前で、当番の女の子が

思い出し、思い出ししながら、

~しました。

そして、

~~しました。

そして、

~~~しました。

そして、

~~~~しました。

と話し続けています。

聞いている子どもたちは、

じっと聞いているのですが、

私は、

どうやって話を終わらせるのかなあ。

ちょっと心配になりましたとも。はい。

話の内容は、

遊園地へ行ったことのようです。

となりの4年教室で、朝の歌が始まったので

詳しく聞き取れません。

どうやら、女の子のスピーチは終わったようです。

今度は質問タイムです。

いくつかの質問があった後の

最後の質問の、

かわいらしいことかわいらしいこと。

それは、

「ジェットコースターに乗ったとき、

 ぎゃあああって言いましたか。」

と、

まじめに聞くんですもの。

きっと、自分も叫んじゃったんでしょうね。

担任の先生も私も、

思わず笑ってしまいましたとも、ええ。

私は、ジェトコースターなんか平気ですとも。

ぎゃあなんて絶対、

いや、

たぶん、

いや、

おそらく

・・・

教室の中の、緊張がほぐれて、

なごやかな一日のスタートになりました。

にしても、

「ぎゃあああって言いましたか。」

って。

・・・・・

では、また。