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2015年10月

2015年10月 7日 (水)

陸上記録会

陸上記録会が終わりました。

5・6年生は夏休みの終わり頃から、

トレーニングを続けてきました。

若狭町の全11小学校の5・6年生が、

本校グランドに集結しました。

子どもたちは、

どの学校のどの子もみんな、

精一杯自分の力を発揮していました。

P1070091

準備をしてきたのは子どもたちだけではありません。

この日のために、

夏休み前には

町教委の計らいで、

周辺の草地を削り水はけを良くし、

新しい土を低地に入れてもらいました。

コースに覆い被さっていた桜の枝も伐採し、

ローラー展圧機を借りて、

日曜日1日と昨日半日、

全体を押し固めたのは教頭先生でした。

昨日、

日が暮れても準備をしていたのは、

各小学校の体育主任さんたちでした。

家庭で子どもたちを励まし、

体調を気遣ってくれたのは、

保護者のみなさん方でした。

競技役員に駆けつけてくださったのは、

若狭町陸協や体育推進員、

町教委からもたくさん来ていただきました。

中学校の先生や、

練習でお世話になった高校の先生も駆けつけてくださいました。

温かいまなざしで最後まで声援してくださったのは、

教育長さんや事務局長さん、

そして、

たくさんの保護者のみなさんでした。

最適な環境で、

精一杯競技させてやりたい、

という多くのみなさんのおかげで、

大会は終わりました。

ありがとうございました。

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え?

あんたの学校の子どもたちはどうだったって?

本校の前校長や前前校長が、

5・6年生が入学したての頃や、

3・4年生の頃の姿を重ねて、

その成長ぶりに、

「感動した。」

と言ってくださるほどでした。

もちろん、

入賞した子もしなかった子も、

大活躍に決まってますとも。ええ。

担任の先生の目に光る涙が、

子どもたちの頑張りを証明しています。

本当にみなさん、

ご苦労様でした。

では、また。

2015年10月 6日 (火)

研究授業

今日は、

2年生の算数「かけ算」の

研究授業でした。

私の学校は11月に研究発表会を控えていて、

昨年から算数の授業研究を盛んにやっています。

今日は特に、

今年の3月まで大学生だった新採用の先生の授業です。

教育事務所から指導主事の先生にも来ていただいて

授業を見ていただきました。

私は少し遅れて教室に入ったのですが、

まず、先生が○□メガネをかけているのが目に入りました。

Kennkyuup1070081 1あたり○ずつが□分だから、

○×□(○かける□)というかけ算の意味を、

このメガネをかけると、

「いくつずつがいくつ分」だからかけ算になる、

という言葉の式で考えるきっかけになるというわけです。

ああ、先生がこの授業を楽しんでいる。

そんな風に思いました。

新採用であろうとベテランであろうと、

授業を楽しむことができるって大事だと思います。

あとは、

子どもに心から「ごめんね。」と謝れること、

子どもに心から「ありがとう。」と言えること。

です。

先生だっていたらないこともあります。

そんな時、ぐだぐだ言い訳せずに「ごめんな・・・」

と言えれば、子どもの方が助けてくれます。

子どもの主体性が生かされます。

また、

一生懸命考えて、

勇気を振り絞って発表してくれた答えが間違っていた時、

「とっても大事な間違いです。よく発表してくれましたね。

 ありがとう。」

と言えれば、間違いが大事にされる教室になります。

今日は、

若い先生が、

一生懸命準備して、

子どもに少しでも楽しく学べるように、

という思いが伝わってきたとてもいい授業でした。

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私も新採用の時に研究授業をしました。

見てくださった指導主事の先生からは、

「元気はいいけど、言葉遣いをていねいに。

 板書の字もていねいに。書き順も間違っていました。」

と、さんざんでした。

校長先生からは、

「今度の給料で背広を買うように。」

と言われました。

背広は1着ありましたが、

普段はジャージなのに、

この日だけ背広だと、

子どもが緊張してしまう、

という私の思いは理解されませんでした。

ま、

どちらにしてもレベルの低い話ですわ。

では、また。

2015年10月 2日 (金)

カボチャのカップケーキ

昨日のことですが、

校長室から、

窓越しにランチルームが見えます。

3年生がエプロン、バンダナずきん姿で、

わいわい楽しそうです。

しばらくすると、

Kabotyakekip1070065 校長室に届きました。

「3年生が作ったカボチャのカップケーキです。

 食べてください。」

と、そっとさしだしてくれます。

「こんなにたくさん、いいんですか?」

もちろん、1つだけというのはわかっていますよ。

でも、言ってしまうんですよねえ、私って。

あわてて、

「ひとつだけいただきますね。あとは職員室のでしょ?」

というと安心したように二人とも、

コクンとうなずいてくれました。

味?

おいしかったですとも。もちろん。

食べている時、

何人も、

「おいしかった?」

とのぞきこむその顔のかわいいこと。

うれしいんですね。

自分が作ったものを人に食べてもらうのが・・・。

たとえ口に合わなくても、

「おいしかったあ。ごちそうさま。」

と言いますとも。ええ。

いやいや本当においしかったですって。

甘さもちょうど良くて、

カボチャの味もしっかりしていました。

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学校って、

こういう教科書のない活動って、

教師の準備は結構大変なのです。

いやいや、カボチャ一つ作るにも、

畑を耕して、うねを立て、苗を植えて、ネットをはって、

雑草を取って、猿を追っ払って・・・

カボチャができるまでに、

ボランティアやPTAの人たちにも、

たくさんお世話になっているのです。

カップケーキひとつに込められた、

子どもたちや先生や、ボランティア、PTAの

みなさん方の思いに感謝しながら、

おいしくいただきました。

今度、

作り方を3年生の子に聞いてみよう~っと。

では、また。