2015年7月17日 (金)

終業式の話

本来なら、

今日が終業式でした。

けっこう雨風が強く、

今日の臨時休校は、

良かったかなと思っています。

下校予定のお昼前に、

車で様子を見に出ると、

横なぐりの雨煙というか、

雨のかたまりが結構なスピードで、

田んぼの上を波状に通り過ぎていきます。

傘は役立ちませんし、

カッパでもすき間から雨は入るでしょう。

大事なことは、

子どもたちを危険な目に遭わせなくてよかった。

です。ええ。

で、

昨日、終業式をしたわけです。

私は、

6年生がとってもがんばってくれた1学期でした。

という話。

生徒指導担当は、

じ・時間を守る、

じ・自転車に乗る時は気をつける、

あ・遊び方を考える、

という話。

体育主任は、

身体を鍛える、

自分の安全は自分が守る、

という話。

養護の先生は、

Syuugyoup1060836 (体内時計の説明をしています)

朝はすっきり目覚め、

昼はいきいき活動し、

夜は早めにぐっすり眠る、

という話。

え?

校長の話がうすい?

いいんです。

いいんですとも。ええ。

では、また。

2015年7月16日 (木)

ピノキオ

昨日のことです。

昼休みに図書委員会の発表がありました。

「ピノキオ」の話の朗読劇です。

キャストを分担し、

簡単な小道具や衣装を準備して、

劇にアレンジしての発表でした。

Tosyoiinnkaip1060832 子どもがほしかったゼペットじいさんは、

木で作った人形にピノキオと名付けました。

ピノキオはよい子になれば本当の人間になれます。

でも、

ピノキオは良心というものが分かっていません。

うそをつくたびに鼻がのびます。

このあたりは小道具をうまく使って演じていました。

この後は、

狐や猫が出てきたり、

女神様が出てきたりして、

ある程度お話しが進んだところで、

「続きは、本を読んでください。」

で終わりました。

後の感想発表では、

「ぜひ、ピノキオの本を読んでみたい。」

という意見がたくさん出ました。

図書委員会のもくろみ通りになりました。

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子どもに読書を勧める手法に、

ブックトークというものがありますが、

図書委員全員で大がかりで、

見事なブックトークをしてくれました。

たしか、ピノキオはこの後、

鯨に食べられてしまい、

その腹の中で、

ゼペットじいさんと再会する、

というような話だったように思います。

ところで、

感想発表の終わりに、

最後の一人と限定された時に、

二人が手を挙げていて、

一方の6年生の子は指名されずに、

発表できずじまいでした。

集会が終わった後、

教頭先生がそっと近づいて、

その6年生の子に握手をして、

肩をぽんとたたいていました。

「発表できずに残念だったけど、よく手を挙げたね。」

と誉め称えていたのだと思います。

さすがです。

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明日は、

台風11号最接近のため、

臨時休校です。

苦しい判断でした。

では、また。

2015年7月15日 (水)

尾籠な話ですが

今日も朝から、

暑い1日でした。

いつものように、

朝、

子どもたちを出迎えた後、

県道の歩道の様子を見に行ったら、

こんなものが落ちていました。

Hunnp1060803 光線の関係でこんな色に写りましたが、

実物はもっと黒い色です。

猿が学校の畑を荒らしに来ているので、

猿のものかと思いましたが、

猫か犬か?

い~~や、

県道の歩道です。

反対側は山の藪ですから、

キツネかイタチ、またはテンのような気がします。

どうでもいいのですが、

自然が豊かな証拠だろうと思います。

それにしても、

猿めら、

ネットを破って、

実を太らせはじめたトウモロコシを

ほとんどかじってしまいました。

カボチャやスイカも荒らされています。

サツマイモは大きいツルはみんな引っこ抜いてしまいました。

どうしようもありません。

自然の中で生きる猿たちの知恵です。

子どもたちにも、

そのへんのことを話してやるのも勉強かな~

と思っています。

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台風が心配です。

では、また。

2015年7月14日 (火)

第1学期末教育懇談会

暑い1日でした。

吹く風もファンヒーターの風のような・・・

こんな日でしたが、

保護者の皆様には、

学校にお越しいただきましてありがとうございます。

全体会でもお話しさせていただきましたが、

6年生のがんばりが学校をひっぱてくれた1学期でした。

Oyakokouennkaip1060822

一人一人を見れば、

まだまだ直してほしいところや、

がんばってほしいところはあると思います。

が、

どの子もみんな、

良いところがあるという事をしっかり認めることが、

何より大事です。

できないこと、

よくないことに目が向きがちですが、

そんなときこそ、

一呼吸置いて、

子どもを尊敬する気持ちで、

声かけしたいものです。

「ふ~ん。それであんたはどう思うの?」

たとえこちらの意に沿わない返答でも、

「そんな風に思ったのは何かわけがあるんやね?」

てな具合でしょうか。

今日の、

子育て講演会で、

そんなことを、

思いました。

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朝早くから、

福井から駆けつけてくださった

先生、

ありがとうございました。

では、また。

2015年7月13日 (月)

明日はよろしくお願いします

今日は、

今学期2回目のノーテレビノーゲームデーです。

1度、きちんとやってみれば、

テレビなんて見なくても、

ゲームなんてしなくても、

どうってことないと思います。

私なんか、

月に1度は実行していますから。

休肝日。

どうってことありませんから。ええ。

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明日は、

PTAの講演会と教育懇談会です。

よろしくお願いします。

私は、

吉弘先生のご講演が楽しみです。

では、また。

2015年7月10日 (金)

自習

昨日、

6年生の授業研究会の報告をしました。

学校中の先生が、

6年生の教室に集まったわけです。

1~5年生の教室は、

当然、

「自習」になります。

私の思い出では、

自習は楽しかった。

というか、

気が楽だった記憶があるのですが、

みなさんはどうですか?

もちろん先生方は、

この1時間も無駄に過ごさせません。

この自習のために、

授業の進み具合を調整し、

復習時間などに充てられるよう、

準備をしておくわけです。

そして、

終わった後には、

点検チェックもしなくてはいけません。

授業を見せてもらう先生方も、

エネルギーがいるわけです。

ですから、

なんぼ研究授業が教師の力量向上に良いからといって、

そう再々できるわけではないのです。

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私は、

この自習時間は、

抜け出して、

必ず見に行くようにしています。

先生がいないときこそ、

その集団の様子が分かるのです。

今回も行きましたとも。

しかも、

準備された課題がやり終えそうな、

残り10分ぐらいに、

そ~っと、

のぞいてみるのです。(めだかの学校じゃありませんが)

5年生も、

4年生も、

3年生も、

2年生も、

Jisyuup1060810 (これは4年生教室です)

この写真のように、

みんな静かに、

課題や読書をしているのです。

騒いでいる子など一人もいません。

立派なものです。

え?

1年生は?

1年生は、

みんな課題をやり終えたのか、

一人が読んでいる本の周りに、

5・6人が集まって、

騒いでいました。

だから、

みんなに2年生の教室を、

そ~~っと見てきてごらん。

と言って見せてやりました。

すると、

「みんなすわってた。」

「しずかやった。」

と神妙な顔つきで報告してくれます。

この子たちも、

いい勉強ができました。

私は、

こんな時はしかりませんとも。ええ。

では、また。

2015年7月 9日 (木)

授業研究

6年生の算数の授業を、

先生方全員で参観して、

授業の進め方、

子どもの考えの引き出させ方、

子どもたちの良かったところ、

先生のまずかったところ、

放課後に全員で話し合って、

子どもの学力向上、

自分の授業力向上などをめざします。

Sannsuup1060808 授業は「比の活用」でした。

割合とか比とか、

子どもたちがつまずきやすい単元です。

でも、

子どもたちは自分の頭で考え、

友だちの意見を聞きながら、

「なるほど」「わかった」「そうか」「できたできた」

がいっぱい感じられる授業でした。

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人の授業を見ると、

自分の授業のやり方の欠点が見えてくるものです。

教師の力量をあげるには、

授業をたくさん見ることが一番です。

が、

まな板に乗せられる方はたまったもんじゃありません。

それまでに、

学習規律やルール、

ノートの書かせ方や、

話し合いのさせ方、

綿密な下調べ、

指導案の立案、

準備物の作成、

大変です。

子どもたちも、

たくさんの先生方に見られるので、

緊張の連続です。

だから、

先生と、

子どもたちに、

心から、

ありがとうございました。

ええ。

では、また。

2015年7月 8日 (水)

無料(ただ)の学習塾?

今日は、

お昼休みに全校集会がありました。

春の競書会の入選者の表彰と、

歯みがき名人の認定証表彰をしました。

(歯みがき名人は5・6年生だけが対象です。)

名前を呼ばれた人は、

返事をして立つのですが、

みんな大きな返事ができます。

6年生から呼ばれたので、

6年生が良い見本になっているのかもしれません。

その後で、

保健委員会の発表がありました。

Hokennp1060807 テーマは、

「睡眠の大切さ」です。

夜の九時までに眠る人は、

成長のためのホルモンがたくさん出て、

身体にも脳にもとても良いことであることを、

寸劇風に紹介して説明していました。

(私は、出張があったので、ここまでしか見れませんでした。残念!)

保健委員会の子たちが、

役割分担しながら、

楽しく演じていて、

見ている方も、

睡眠の大切さがよく分かったのではないでしょうか。

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私は、

子どもの将来の可能性の幅を、

睡眠不足のせいで、

狭めてほしくないと思っています。

睡眠不足は、

身体と心の不調をもたらします。

その不調は、

学業や仲間関係づくりにも悪影響を及ぼします。

夜ぐっすり寝て、

朝すっきり起きて、

身体も心もさわやかに学校に来られれば、

学校の勉強だって、

集中できると思います。

集中できれば、

成績アップにつながります。

都会の夜の

学習塾のニュースを見たことがありますが、

わざわざお金を払って、

夜遅くまで勉強させるより、

十分な睡眠で、

身体も心もすっきりと学校に行った方が、

私は子どものためになると思っています。

まさに、

十分な睡眠は無料の学習塾、

かな?

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よし、

私も早く帰って、

早く寝ようっと。

では、また。

2015年7月 6日 (月)

風格

今日は、

町の教育委員さんお二人が、

学校の視察に来られました。

本校は昭和57年に改築された校舎ですから、

老朽化している部分も多く、

そろそろ、

リフレッシュ工事も・・・

と思いますが、

委員さんたちもその辺のことは十分承知のようです。

ですが、

私は、

何でもかんでも新しくという気にはなりません。

30年以上も大切に使ってきた校舎です。

古いということは、

悪いことではありません。

「古いなあ。」ではなくて、

「風格があるなあ。」と思ってほしいですな。ええ。

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このブログを書こうと、

インターネットを開いたら、

なでしこチームが2-5で負けたじゃないですか。

今まで楽しませてくれただけでも拍手です。

2点も取ったのはすごいですね。

私は強いチームより、

フェアープレーを大切にするチームが好きです。

なでしこチームはそこが魅力でもあります。

仲間を大事にするチームは、

相手も大事にします。

互いが尊敬し合うことで成り立つのがスポーツです。

なでしこチームには、

そんな「風格」があるのです。

子どもたちにも、

そんなことを伝えていきたいと思っています。

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明日は、福井へ出張です。

では、また。

2015年7月 3日 (金)

王家の谷

若狭町歴史文化課の課長さんが来られました。

「御食国若狭」と「鯖街道」が、

日本遺産に認定されたことの報告です。

ちなみに、

「みけつくに」と打ち込んでも変換されません。

御食事、事を消す、国で「御食国」(みけつくに)です。

課長さんはいろんな資料を持って来られましたが、

私は、

膳臣が眠るとされる、

脇袋古墳群がそのルーツというか、

この豪族の存在が、鯖街道発展の起点と考えています。

ちなみに、膳臣は(かしわでのおみ)と打っても変換されません。

え?しつこい?はいはい、次いきます。

だから、

脇袋古墳群なしには、

日本遺産は語られないのです。

我が校下にあって、

歩いて10分で行けます。

ここ↓

Jyounodukap1060796_2 (上之塚古墳:左が後円部)

や、

Nisidukap1060798 (西塚古墳:右が後円部で、左小さな丘で石柱が前方部の一部)

ね、

すごいでしょ。

実は私、

この学校に来るまでは古墳があることしか知っていませんでした。

町としては、

大々的にこの認定を活用する方針ですが、

まずは、

町民みんなに、

この古墳のことを広く知ってほしいなと思います。

四月までの私のような人も多いのではないかと思います。

すごい遺跡なのです。

丘に登って、

はるか小浜の方を眺めると、

この谷に豪族たちが、

次々と墓をつくった気持ちが分かるような気がします。

まさに、

「王家の谷」なのです。

とにかく、

まずは町民のみなさんに、

もっと知ってほしい。

もちろん、

子どもたちはみんな、

6年生になると社会の授業で見学しています。

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それにしても、

課長さん、

四月にお会いした時より、

真っ黒に日焼けなさって、

フィールドでのお仕事、

ご苦労様です。

デスクワークや会議でもお忙しいはずです。

ご自分の研究もおありでしょう。

どうか、

お身体大切に。

では、また来週。