2015年10月 9日 (金)

次から次へ

新採用教員の授業研究会が終わったと思ったら、

陸上記録会があって、

それが終わったと思ったら、

修学旅行や秋の遠足が待っています。

その次は、

就学時健診や、

後期の指導主事訪問研究会が待っています。

P1070087 (本文とは関係ありませんが、陸上記録会の1コマです)

              

まあ、次から次へといろんな行事や研究会があります。

これは本校だけに限られるわけではありません。

どこの学校も同じです。

毎日の授業準備にしても、

結構時間がかかります。

私が若かった頃はそんなことなかったように思います。

きっとパソコンなどのICTや印刷関係の機器が進歩して、

便利になったせいだと、

私は勝手に思っています。

昔は、教科の学習では、

掛け図を使ったり、

模造紙やカレンダーの裏に、

マジックでチャチャと教材を書いたりして準備しました。

プリントやお便りも、

ボールペン原紙にチャチャと書いて、

輪転機を回せば良かったのです。

教育委員会から届く文書も、

そんなに多くありませんでした。

今は毎日20件近く、

メールがきます。

            

パソコンなんてなければいいのに・・・。

FAXというのを初めて使った時、

送ったはずの原稿が、

また奥から出てきて、

ちゃんと届いたのか心配になって、

念のために郵便でも送っていた頃が、

懐かしいです。はい。

では、また。

2015年10月 7日 (水)

陸上記録会

陸上記録会が終わりました。

5・6年生は夏休みの終わり頃から、

トレーニングを続けてきました。

若狭町の全11小学校の5・6年生が、

本校グランドに集結しました。

子どもたちは、

どの学校のどの子もみんな、

精一杯自分の力を発揮していました。

P1070091

準備をしてきたのは子どもたちだけではありません。

この日のために、

夏休み前には

町教委の計らいで、

周辺の草地を削り水はけを良くし、

新しい土を低地に入れてもらいました。

コースに覆い被さっていた桜の枝も伐採し、

ローラー展圧機を借りて、

日曜日1日と昨日半日、

全体を押し固めたのは教頭先生でした。

昨日、

日が暮れても準備をしていたのは、

各小学校の体育主任さんたちでした。

家庭で子どもたちを励まし、

体調を気遣ってくれたのは、

保護者のみなさん方でした。

競技役員に駆けつけてくださったのは、

若狭町陸協や体育推進員、

町教委からもたくさん来ていただきました。

中学校の先生や、

練習でお世話になった高校の先生も駆けつけてくださいました。

温かいまなざしで最後まで声援してくださったのは、

教育長さんや事務局長さん、

そして、

たくさんの保護者のみなさんでした。

最適な環境で、

精一杯競技させてやりたい、

という多くのみなさんのおかげで、

大会は終わりました。

ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

え?

あんたの学校の子どもたちはどうだったって?

本校の前校長や前前校長が、

5・6年生が入学したての頃や、

3・4年生の頃の姿を重ねて、

その成長ぶりに、

「感動した。」

と言ってくださるほどでした。

もちろん、

入賞した子もしなかった子も、

大活躍に決まってますとも。ええ。

担任の先生の目に光る涙が、

子どもたちの頑張りを証明しています。

本当にみなさん、

ご苦労様でした。

では、また。

2015年10月 6日 (火)

研究授業

今日は、

2年生の算数「かけ算」の

研究授業でした。

私の学校は11月に研究発表会を控えていて、

昨年から算数の授業研究を盛んにやっています。

今日は特に、

今年の3月まで大学生だった新採用の先生の授業です。

教育事務所から指導主事の先生にも来ていただいて

授業を見ていただきました。

私は少し遅れて教室に入ったのですが、

まず、先生が○□メガネをかけているのが目に入りました。

Kennkyuup1070081 1あたり○ずつが□分だから、

○×□(○かける□)というかけ算の意味を、

このメガネをかけると、

「いくつずつがいくつ分」だからかけ算になる、

という言葉の式で考えるきっかけになるというわけです。

ああ、先生がこの授業を楽しんでいる。

そんな風に思いました。

新採用であろうとベテランであろうと、

授業を楽しむことができるって大事だと思います。

あとは、

子どもに心から「ごめんね。」と謝れること、

子どもに心から「ありがとう。」と言えること。

です。

先生だっていたらないこともあります。

そんな時、ぐだぐだ言い訳せずに「ごめんな・・・」

と言えれば、子どもの方が助けてくれます。

子どもの主体性が生かされます。

また、

一生懸命考えて、

勇気を振り絞って発表してくれた答えが間違っていた時、

「とっても大事な間違いです。よく発表してくれましたね。

 ありがとう。」

と言えれば、間違いが大事にされる教室になります。

今日は、

若い先生が、

一生懸命準備して、

子どもに少しでも楽しく学べるように、

という思いが伝わってきたとてもいい授業でした。

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私も新採用の時に研究授業をしました。

見てくださった指導主事の先生からは、

「元気はいいけど、言葉遣いをていねいに。

 板書の字もていねいに。書き順も間違っていました。」

と、さんざんでした。

校長先生からは、

「今度の給料で背広を買うように。」

と言われました。

背広は1着ありましたが、

普段はジャージなのに、

この日だけ背広だと、

子どもが緊張してしまう、

という私の思いは理解されませんでした。

ま、

どちらにしてもレベルの低い話ですわ。

では、また。

2015年10月 2日 (金)

カボチャのカップケーキ

昨日のことですが、

校長室から、

窓越しにランチルームが見えます。

3年生がエプロン、バンダナずきん姿で、

わいわい楽しそうです。

しばらくすると、

Kabotyakekip1070065 校長室に届きました。

「3年生が作ったカボチャのカップケーキです。

 食べてください。」

と、そっとさしだしてくれます。

「こんなにたくさん、いいんですか?」

もちろん、1つだけというのはわかっていますよ。

でも、言ってしまうんですよねえ、私って。

あわてて、

「ひとつだけいただきますね。あとは職員室のでしょ?」

というと安心したように二人とも、

コクンとうなずいてくれました。

味?

おいしかったですとも。もちろん。

食べている時、

何人も、

「おいしかった?」

とのぞきこむその顔のかわいいこと。

うれしいんですね。

自分が作ったものを人に食べてもらうのが・・・。

たとえ口に合わなくても、

「おいしかったあ。ごちそうさま。」

と言いますとも。ええ。

いやいや本当においしかったですって。

甘さもちょうど良くて、

カボチャの味もしっかりしていました。

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学校って、

こういう教科書のない活動って、

教師の準備は結構大変なのです。

いやいや、カボチャ一つ作るにも、

畑を耕して、うねを立て、苗を植えて、ネットをはって、

雑草を取って、猿を追っ払って・・・

カボチャができるまでに、

ボランティアやPTAの人たちにも、

たくさんお世話になっているのです。

カップケーキひとつに込められた、

子どもたちや先生や、ボランティア、PTAの

みなさん方の思いに感謝しながら、

おいしくいただきました。

今度、

作り方を3年生の子に聞いてみよう~っと。

では、また。

2015年9月30日 (水)

1m50をヒョイ!

来週7日は、

若狭町の小学校陸上運動記録会です。

5・6年生は今、

練習に一生懸命取り組んでいます。

私も、

走り高跳びの担当です。

担当ではあるのですが、

会議やら出張でなかなか見てあげることができません。

そして、

実際に跳んで見せられれば、

本当にいいのですが、

悲しいかな、

1mも跳べません。

トホホ。

ところが先週、

土曜授業でかけつけてくださった、

本校OB,OGの陸上部の高校生が、

大活躍。

Ptakatobi1070063 「いつもは背面跳びですが、

 1m50ぐらいだったらはさみ跳びで跳べますよ。」

と言って跳んで見せてくれたのです。

それも、

ヒョイ。

という感じで。

子どもたちのいい見本になりました。

やっぱり実物、本物を見るほどいい勉強はありません。

高校生たちを連れてきてくださった先生も、

本校OBです。

ありがたいことです。

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緑のセーフティマットを運搬するときに、

廃物利用の台車を使っていて、

高校生たちが、

「わあー、これいいなあ。自分たちの時は、

 準備や後片付けでヒイコラしてましたあ。」

といってくれました。

うれしかったなあ。

このアイディアと運び方を指導したのは、

実は私なんです。ええ。

私も走り高跳びの練習に、

少しは貢献してますとも。

では、また。

2015年9月29日 (火)

俳句教室

先週のことですが、

6年生は、

町俳句協会の古川浄雪先生を迎えて、

俳句教室がありました。

Phaiku1070041 事前に送っておいた子どもたちの俳句2句の、

すべてを添削されて、

どちらが、どう良いか

わかりやすく教えてくださいました。

「花火はね 夜空にさいた 花みたい」

子どもらしいかわいい作品ですね。

私なんか大好きです。

まさに、

才能ありでしょう。

でも、

先生は、

こんな風にするともっと良くなると思いますと、

「花みたい 夜空にさいた 大花火」

とアドバイスしてくれました。

なあるほど。

たしかに格調高くなりました。

しかし、

子どもの作品は子どものものですから、

その通りにしなくてもいいのです。

こんな感じで26名分54句すべてを

解説してくださったのです。

ありがたいことです。

そればかりか、

みずから短冊に清書されて、

町民文化祭に希望者全員出品してくださるというのですから、

頭が下がります。

さらには、

卒業前には飾り枠に入れてプレゼントしてくださると言うことです。

頭はさらに下がります。

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運動が得意な高齢者もうらやましいですが、

こういう文芸的な面で活躍できる高齢者もうらやましいです。

それに比べて、

何にもない私は・・・

では、また。

2015年9月25日 (金)

初・茶道

今日は4~6年生の、

前期最終のクラブ活動の日。

和室が多目的ホールに改修された本校では、

茶道クラブはグランドを隔てた瓜生公民館の

和室をお借りしています。

まだ一度も様子を見ていなかったので、

のぞきに行きました。

Aisatu1070045_2 和室の戸を開けるとまず目に飛び込んできたのが、

きちんと正座している子どもたちと、

和服姿もりりしい茶道の先生の姿でした。

様子見と先生へのお礼の挨拶のつもりできたのに、

どうぞどうぞと、

飛び入りのお客さんになってしまいました。

実は私、

この年になって初めてのお茶の体験です。

いやいや急須のお茶なら飲んでますって。

抹茶も初めて、

本格的な一連の作法も初めてです。

男の子のとなりの座布団に、

ちんと座わらされ、

「この後どうすればいいんですか。」

「この紙は何ですか。」

「お菓子はどうやって食べますか。」

私の質問に、

一緒にもてなされる組の男の子たちが

ひとつひとつ教えてくれます。

私は先輩の子どもたちの動き一つ一つを

まねしていればいいのです。

お菓子の食べ方、

お茶の飲み方、

いや、

いただき方のどの動きも、

お行儀というより、

相手への感謝と敬意の表れなのです。

Douzop1070044 お茶を点てる方もやらせてもらいました。

「このほうきの小さいのは何ていいますか。」

「お茶は何杯くらい入れますか。」

「私のは泡が立たないのですが。」

一つ一つ先輩に教えてもらいました。

それでも見かねて先生がそばに来てくださって、

「最後は乙の字を書くようにして、真ん中で茶筅を上げてください。」

するとどうでしょう。

茶碗の真ん中に泡が盛り上がって、

なるほどなあ。

感心するばかりです。

私の分を飲んでくれた、

いや、

くださった女の子が、

「今までのクラブで一番おいしかったです。」

結構なお点前でと言われるのかと思ったら、

この言葉ですよ。ええ。

舞い上がりましたとも。

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先生は終始笑顔で優しく、

途中で調子に乗って行儀悪くなる子もいましたが、

決して叱りません。

きっと教えている子どもたちに対しても、

敬意と感謝の心で接してくださっているのでしょう。

見習わなくてはなりません。

途中で足のしびれてきた私に、

「しびれた時の座り方はですね・・・。」

と教えてくれたのも、

となりの先輩でした。

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明日は土曜授業の日。

学校公開日です。

よろしくお願いします。

では、また。

2015年9月24日 (木)

地域の中の小学校

シルバーウィークとやらは、

どうでしたか?

敬老の日があったので

シルバーなのでしょうが、

米作りをされている家は、

ゴールデンの方は田植え、

シルバーの方は稲刈りで、

行楽どころではない家もあったのではないでしょうか。

20日は、

瓜生地区地域づくり協議会主催の

地区体育祭が行われました。

子どもからお年寄りまで参加する

地域の一大イベントです。

小学校の子どもたちも、

地区の選手としてたくさん参加していました。

Tikutaiikutaikaip1070031 プログラムの最後は、

男女別の総合リレーです。

小学生、10代、20代・・・50代以上の

リレーで、

「人生リレー」という種目名がまたいいですね。

小学生の選手からは、

中学生、高校生にバトンが渡るので、

ちょっと心配していましたが、

どのチームも無事渡っていました。

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また、PTAの方も、

バザーを開いてくださいました。

各地区の委員さんが集めてくださった品物が

たくさんあって大盛況でした。

委員さん方、拠出してくださった方々、

買い求めてくださったみなさん、

ご協力ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、また。

2015年9月17日 (木)

成長のタネ

さて、今日は、

昨日の「瓜生っ子祭り」の報告です。

Otanosimip1070023 児童会役員と生活委員会が企画準備運営する

お楽しみ会です。

ボーリング、ダーツ、輪ゴム射的、魚釣り、

輪投げ、フィルムケース積み、ストラックアウト、空気砲

の、

8つのブースを準備してくれました。

それぞれポイントを設定して、

子どもたちは各ブースを回りながら、

ポイントを集めるようになっています。

どの子もみんな、

楽しそうに挑戦していました。

お昼休みと、掃除の時間を使いましたが、

「もっと、やっていたいな。」

多くの子がつぶやいていました。

感心したのは、

担当の子たちが、

やってもらいながら、

少しずつやり方を工夫して、

効率よくできるようにしていたことです。

自分たちの至らなかった点や、

配慮などを、

やってみることで分かってきたのです。

何事もやってみること、

ミスがあったり、

足りなかったり、

経験する中で分かってくるのです。

間違いの中に成長のタネがあるのです。

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昨日は、

出張が多くて、

事務員さんが、

自分も学校を出なくてはいけない時間なのに、

先生方みんなが、

このイベントに夢中になって、

職員室を空けるわけにもいかず、

誰も戻ってきてくれないし、で、

困っていたそうです。

私は、

あんまりみんなが楽しんでいるので、

ちっとも気遣ってあげれませんでした。

ごめんなさい。少しだけ反省です。

ちなみに、

フィルムケース積みのチャンピオンは

4年生担任の先生でした。

ちっとも大人げないことないですよ。

そうですとも。ええ。

では、また。

2015年9月16日 (水)

右よし左よし、後ろよし前よし

昨日、

ある保護者から、

「校長先生のブログ、楽しみにしているんです。」

と言われました。

とてもうれしいことです。

ほんとにうれしいことで、

ありがたいのですが、

パソコンに向かうと、

プレッシャーを感じてしまいます。

我が家の娘も時々のぞくようですが、

「お父さん、国語、もういっぺん習ったら?」

とか、

「ブログって、誰が見てるかわからんのやで、

 校長センセのくせに・・・・って思ってる人もいると思うわ。」

なんていさめてくれます。

う~~~~~む。

国語ね~~~。

校長なんだからね~~~~~~。

ええ~~い。やめたやめた。

今まで通りでいこう。

気にしない気にしない。

こんな校長ですが、何か・・・(副タイトルです)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、前置きが長くなりましたが今日の話題は、

Kouannp1070021 1・2年生が自転車の交通安全教室をしました。

自転車を運んでくださった保護者のみなさん、

ボランティアで世話してくださったみなさん、

ありがとうございました。

全員ヘルメットをかぶって、

あごひもも長さを調節してあってぴったりです。

どの子もみんなよく話を聞いてくれて、

集中もしていてくれたので、

たくさん乗り方の練習ができました。

交通指導員のみなさんがほめてくださいました。

1年生もある程度乗り方に慣れていて、

この時期がいいのかもしれませんね。

とも言われました。

とにかくたくさんほめられたのですが、

教室と実際はちがいます。

いつもいつも、

「右よし、左よし、後ろよし、前よし。」

でないのが子どもです。

子どもはとびだすもの、

急に進路変更するもの、

そう思って、

子どもを見たら特に気をつけて、

車を運転してください。

え?

オチ?

ありますかいなそんなもの。

では、また。